社内恋愛のドラマでも多く取り上げられる「上司との恋愛」ですが、現実の世界でも意外と多いものなのです。そして、上司との社内恋愛は年齢のこともあり、一番「結婚に近い社内恋愛」とも言えるのではないでしょうか。
今回は、社内恋愛の中でも相手が「上司」であった場合のアプローチ方法と注意点について解説します。
好きな「上司」ができたら極秘が鉄則
社内恋愛の中でも「上司のことが好きになる」人は意外と多いものです。上司であるということは、歳の差はあるかもしれませんが、年上の包容力や結婚を意識するならば経済力も魅力の一部かもしれません。上司が気になり始めたとき、一番に気をつけるべきことは「周囲にばれないこと」です。上司との社内恋愛は、付き合い始める前も後も「ばれた」段階で終了になる傾向があります。
なぜならば、上司は会社でもそれなりの立場がある人です。ほとんどの人は「どんな相手かもわからない人との恋愛で、積み上げたキャリアにキズをつけられてはたまらない」と最初は考えるものでしょう。上司との恋愛を成功させるためには、相手の立場を揺るがさないようにするためにも「極秘」が鉄則です。間違っても同僚や同期に相談したりすることはやめましょう。
また、上司のことが好きになったときには好意が盛り上がる前に「既婚者ではないか」「お付き合いしている人はいないか」を探っておく必要があります。上司の中には、生活感がない既婚者もいるものです。また、結婚指輪の有無で既婚者か未婚者かを見極める人がいますが、指輪だけで見分けることはできません。人によっては、指輪をはめることに慣れず、普段は結婚指輪をしていない既婚者も多いものです。もしも、既婚者であることがわかったならば、素直にあきらめましょう。既婚者をどんなに好きになったしても、前に進むことはできません。
上司へのアプローチは「単刀直入」「潔さ」がポイント
未婚であることが確認できたら、いよいよアプローチです。上司へお付き合いの申し込みをするときには、社外で単刀直入に伝えることがポイントです。上司は「この人は自分に好意を持っている」と感じていても、表には一切感情を出さないものです。逆に、社内で「好きです」という気持ちを漂わせて来られると、社内の噂になったり、業務に支障が出たりする可能性もあるため、嫌がられてしまうことがあります。
社内恋愛で上司を相手にするならば、職場では一切の感情を出さず、社外で単刀直入に伝えます。「単刀直入に伝える」とは、はっきりと「お付き合いしていただけませんか」と伝えるということです。そして相手が返事をする前に「もしも悪い返事だったとしても、今まで通りに出社し仕事をこなす」そして「このことは口外しない」ということを伝えておくべきでしょう。上司は、自分の返事次第で部下が出社しなくなったり、自分の上司に悪口を言って仕返しをされることを密かに恐れているかもしれません。社内恋愛で上司を相手にするならば、恋愛は社内恋愛であっても、恋愛は社外だけのことで社内には持ち込まないことを最初から宣言しておくことが大切です。
お付き合いが始まってからの注意点
上司と無事に社内恋愛が始まったとしても油断はできません。「上司と恋愛している」と思うと、つい職場でも上司と同等の立場になったような気持ちになりますが、社内では上司と部下の関係であることを忘れてはいけません。お付き合いが長くなってくると、つい上司と部下にふさわしくない口調になる人もいますが、ちょっとした油断が社内恋愛は足を引っ張ることになります。
また、上司が自分以外の部下を可愛がっていると、つい感情的になり上司に自分の意見を言いたくなることもあるかもしれません。しかし、社内の人事や仕事について上司に意見を言うときには、社員として言わなければなりません。例えば、「あの人は上司にはいい顔をしているけれど、同期の中では嫌われている」など、自分の感情に任せて上司を動かすようなことはやめましょう。
「結婚」は自分からではなく「相手に意識させる」
年上の上司と社内恋愛をする人は、交際当初から結婚を意識しているのではないでしょうか。上司も年下の部下と付き合うのだから、結婚を前提にお付き合いを始めている可能性が高いはずです。しかし、年上の人と交際するときには、年下の人から「結婚」を前面に出さない方がうまくいくのではないでしょうか。
年上の人は、心の中で常に結婚を意識しているはずです。それにもかかわらず、年下の人から「結婚は」と言われてしまうと、自分のペースで考えることができなくなってしまいます。とくに上司は、部下に指示されることを嫌うでしょう。結婚は、自分から話し出すのではなく、上司に意識させて話題に出させるようにすることがポイントです。
上司との社内恋愛は、ドラマチックですが交際までたどり着くと、結婚はすぐそこまで来ていることが多いようです。上司の立場を考え、上司のペースに合わせた恋愛をすることが結婚への近道になるのではないでしょうか。